みなさんこんにちは!日本旅行製作所です。
前回の記事では、北海道の超王道絶景スポットである、「美瑛」、「富良野」を日帰りor1泊で回るモデルコースをご紹介しました。
正直、王道すぎて差別化難しいんですよね、富良野と美瑛は。でもご安心ください。もうちょっと旅程に余裕がある方向けに、我らが日本旅行製作所は、2泊3日で富良野&美瑛に加え、道央を楽しみ尽くすモデルコースをご用意しました。
追加で行く場所は、北海道最高峰・旭岳を有する「大雪山」、そしてその麓に広がるダイナミックな峡谷美と温泉街で知られる「層雲峡」。絶景と温泉のダブルパンチで、一味違った北海道旅行を楽しみましょう!

それでは、旅行製作の旅に、行ってらっしゃい!
1日目(美瑛・富良野)

おさらいです。1日目は北海道観光の超王道である富良野・美瑛を回る旅に出ましょう。

富良野での宿泊
宿泊先に関して、大自然の中で泊まりたい方は富良野がいいでしょう。

この写真はAirbnbで見つけた大自然の中にある宿からの景色です。このように、富良野周囲には非日常を味わえる宿がたくさんあるので、探してみるのも楽しいですよ。

富良野のような地方都市での宿泊先は、先で挙げたAirbnb以外では、主に”じゃらん”で探しています。じゃらんが最も安い場合が多く、かつ選択肢が多いんですよね。
旭川での宿泊
次に1泊目の宿泊地候補としてご紹介したいのが「旭川」。
観光の拠点としてアクセス抜群なのはもちろん、なんといっても飲みたい人には旭川一択! 北海道第二の都市だけあって居酒屋・バーの数も豊富で、地元グルメと一緒にお酒を楽しめる最高の夜が待っています。札幌や小樽に行かなくても、ここで十分“北海道の夜”を堪能できますよ。
旭川の夜といえば、居酒屋で北海道の海鮮や地酒を楽しむのも最高なんですが…忘れちゃいけないのがラーメン!
「旭川といったらラーメンでしょ!」ってくらい有名で、札幌・函館と並ぶ北海道三大ラーメンの一つなんです。おすすめ店を紹介する前に、まずは北海道のラーメンについて押さえておきましょう。
北海道のラーメンは以下の3種類に分類される。
【札幌】みそラーメン:北海道のラーメンはこれ!なまらうまい!世界一!
【旭川】醤油ラーメン:定番だがうまい。旭川行くなら食べておきたい。
【函館】塩ラーメン :微妙。私は函館行ってもみそラーメン食べます。
加えて、日本旅行製作所では、道東のラーメンを第四勢力として提唱したい。
【道東】弟子屈ラーメン:魚介の出汁でとったスープがうまい。新千歳空港にもあるよ。
旭川ラーメンの特徴は、魚介系と動物系を合わせたWスープに、醤油ベースのコク深い味わい。そして、寒さに強い中細の縮れ麺。飲んだ後に食べるともう最高なんですよね。
せっかくなので、旭川で人気のラーメン店をいくつかピックアップしてみました。
旭川ラーメン定番おすすめ
- 青葉 本店
食べログ
旭川ラーメンの老舗中の老舗。澄んだ醤油スープに魚介の旨味がきいた伝統の一杯。観光客はもちろん、地元民にも根強い人気。美味しいんですが、いかんせん人気すぎで並びます。また、遅い時間だとスープの売り切れが多いので注意! - 蜂屋 本店
食べログ
焦がしラードが独特で、一度食べたら忘れられないクセになる味。好き嫌いは分かれるけど、ハマる人はリピーターに。旭川を代表する名店のひとつ。全国的にみても似たラーメンないんじゃないでしょうか?この焦しラードにハマれば、リピート間違いなしなお店。 - 梅光軒 本店
食べログ
全国的にも有名な旭川ラーメンの代表格。バランスの取れたスープとちぢれ麺の相性が抜群で、観光客から地元民まで幅広く支持されている一杯。ここはなんというか、旭川ラーメンの優等生みたいなカンジ。比較的あっさり目なので、万人受けするお店です。 - 天金 四条店
食べログ
ガツンとくる濃いめの醤油ラーメンが人気。チャーシューも厚切りで、がっつり食べたい派におすすめ。ここも人気店、豚骨醤油ですね。ただ、名古屋出身の私は懐かしの”藤一番”のスープを連想してしまいます。うまいんですけどね!
2日目(大雪山・層雲峡)
さあ、2日目は北海道のど真ん中に行ってみましょう!
本日向かうのは北海道最高峰・旭岳を有する「大雪山」、そしてその麓に広がるダイナミックな峡谷美と温泉街で知られる「層雲峡」です。どちらも美瑛や富良野といった牧歌的な風景とは正反対の、荒々しさが残る雄大な自然を感じられますよ。
寄り道:北海道で一番美味しい酒蔵
いきなりお酒の話ですみません。
でもね、旭川から目的地の大雪山に向かう道中に、「上川町」という街があります。その中に、北海道で一番美味しい酒蔵である「上川大雪酒造」があるんです。

https://kamikawa-taisetsu.co.jp/ryokkyu
この上川大雪酒造、ちょっと辛口なんですが、甘すっきり系の美味い日本酒です。北海道では一番美味しいと思っており、ここの限定日本酒を買うためだけに、上川町までドライブすることもあったりする、イチオシの酒蔵なんです。

観光を終え、温泉を満喫した後に飲む日本酒は最高ですよ?今日のご褒美やお土産に、ちょっと寄り道をしてみてはいかがでしょうか?
大雪山・黒岳で楽しむ日本一早い紅葉
北海道の紅葉をどこで見るか迷ったら、まずおすすめしたいのが「大雪山・黒岳」です。標高の高さから、日本で一番早く紅葉が始まるスポットとして知られており、例年9月上旬〜中旬には山全体が赤や黄色に染まり始めます。北海道の秋を一足先に感じたいなら、ここは外せません。

黒岳へは、層雲峡温泉からロープウェイに乗って約7分。さらにリフトを使えば7合目まで楽にアクセスでき、そこからは紅葉の絶景を楽しみながらハイキングや登山ができます。観光客でも気軽に大雪山の自然を味わえるのが魅力です。

私が訪れたのはちょうど紅葉が始まった頃。ロープウェイから見下ろす山肌は、緑から黄色に変わりかけるタイミングでしたね。それにしても天気が悪い!大丈夫かな・・・
ちなみに、紅葉が本格化した頃にはこんな感じの絶景が広がっているそう。

黒岳の標高は1,984M。7号目まで到達したら、この時点で標高は1,520M。眼前には大雪山の絶景が広がっています。ここであたりを散策した後に、再びリフトとロープウェイで下山してもいいですし、せっかくなら登山してもいいですよね!
前回私が訪れた際、「残り400Mくらいなら登るか!」と嫌がる彼女を連れて登山にチャレンジしました。結果はどうあれ、無事に登山・下山できましたので、体力に自信がある方で、多少の装備がある方は問題ないと思います。※サンダルや薄着では危険なので辞めておきましょう。
(注:登山名簿にも記帳を)

7合目から黒岳山頂へ向かう登山道はやや急でしたが、振り返るたびに広がる大雪山連峰のパノラマに元気をもらいながら登れました。山頂に近づくにつれて色づきが深くなる木々に期待が高まりつつ、1時間半ほどの時間をかけて登っていきます。


山頂に立ったときの景色は格別。眼下には紅葉のじゅうたん、遠くには旭岳をはじめとする大雪山の雄大な山並み。空気は澄み切っていて、まさに「日本一早い紅葉」を全身で体感できる瞬間でした。
と、言いたかった・・・。山頂に着く直前から雨が降り出し、結局何も見えないということに。
リベンジを誓い、泣きながら下山をすることにしました。
7号目から山頂までおよそ90分。下山は約60分でした。
黒岳観光の所要時間は以下になりますね。
・登山なし:約1時間
・登山あり:約3.5時間
層雲峡温泉に泊まろう
黒岳で自然を満喫したあとは、やっぱり温泉でゆっくりしたいですよね。層雲峡温泉は、大雪山の山あいに広がる温泉街で、四季折々の自然を感じながら湯浴みが楽しめる人気スポットです。

私たちが宿泊したのは「ラビスタ大雪山」。ここが本当に素晴らしかったんです。9月の層雲峡はすでにひんやり…というか、夜はかなり冷え込みます。そんな中で浸かる露天風呂は、身体の芯から温まり、まさに至福のひとときでした。登山や観光で疲れた身体が本当に癒されます。


夜はコース仕立てのフレンチディナー。北海道の旬の食材をふんだんに使った料理で、普段の旅行ではなかなか味わえない特別感がありました。そして翌朝の朝食がまたユニークで和洋どちらも楽しめるビュッフェ形式でした。なんと道産のラクレットチーズを使った料理まで登場! 朝からこんなに贅沢していいのかと思うほど大満足でした。
※痛恨のミス。美味しすぎて写真撮り忘れたので、公式HPから引用します。
https://dormy-hotels.com/resort/hotels/la_daisetsuzan/cuisine/#js-panel1
私達は”一休.com”で予約しました。基本的に温泉宿や高級宿はここを使っています。ポイントをその場で還元するという手段で、他のサイトよりも安く使えるのでおすすめです。
「観光もいいけれど、温泉と食事でしっかり癒されたい」という方には、層雲峡温泉は本当におすすめです。特にラビスタ大雪山は、雰囲気・温泉・料理すべてが揃った滞在になるはずです。
まとめ
富良野・美瑛・旭川・大雪山・層雲峡をめぐる【2泊3日モデルコース】をご紹介してきました。
北海道の大自然とグルメ、そして温泉を存分に楽しめる欲張りなプランです。
とくに秋の紅葉シーズンは、大雪山黒岳の鮮やかな景色と層雲峡の迫力ある渓谷美が重なり合い、一生の思い出になること間違いなし。
旅の締めくくりには層雲峡温泉で心も体も癒されて、北海道の大自然に包まれた贅沢な時間を過ごしてください。
このルートを参考に、ぜひあなたも道央エリアの魅力を体感してみてはいかがでしょうか?

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