魅力的な街や観光地、グルメが盛りだくさんの北海道。
その中でも特におすすめで、王道とも言える富良野・美瑛・旭川について、北海道が好きすぎて移住してしまった私・日本旅行製作所が詳しく解説していきます!
季節ごとに富良野・美瑛町を訪れているので、どう回ったらいいかわからない人、初めて道央旅行をする人にとっても有益な情報をお届けしてまいりますね。
札幌から日帰りでも1泊でもOK。「富良野・美瑛」をめぐるモデルコース
・青い池や美瑛の丘など絶景を楽しみたい人
・短期間でも北海道らしい自然やグルメを満喫したい人
・周り方が分からないという人
にぴったりの、北海道モデル旅をお届けします
それでは、旅行製作の世界へ、行ってらっしゃい!
札幌から日帰りでのモデルコース
札幌から日帰りでの旅行をご希望?無茶なことを言いますね〜〜。
でも安心してください。日帰り、全然行けちゃいます。むしろ、現在札幌在住の私は富良野・美瑛はほとんど日帰りで訪れています。
しかし、注意点です。日帰りでのコースはレンタカー一択です。それと早起きも必須。
ちなみに、北海道おすすめのレンタカーは”スカイレンタカー”です。北海道に移住する前は、いつもここでレンタカーを押さえていました。空港まで送迎に来てくれるし、割と安いんです。
もし高いなという場合には、レンタカー比較サイトで確認するのもありですね。

このコースでは美瑛町の観光地を効率よく回り、その後に富良野方面へ南下する旅程になっています。ポイントは、朝イチで青い池に訪れること。この動線を強くお勧めします。
美瑛町のモデルコース
青い池
青い池は近年超・人気スポット化しており、10~11時以降は大型の観光バス等の旅行者でごった返すことになります。加えて、駐車場への入り口が一方通行のため、ピーク時には入るまでにかなり時間を要することになるからです。実際、私も過去にハイシーズンの昼過ぎに訪れた際、駐車場に入るまでに1時間程足止めをくらった挙句、人が多すぎてげんなりしてしまいました。
ただ注意点があって、あまりにも早朝に行きすぎると、青い池に太陽が差し込まないため、あんまり青く見えないので、日が昇ってから訪れるようにしましょう。

この青い池、本当に青く見えるんです。多少曇りでも青く見えるので心配しないでください。写真でも十分美しいんですが、肉眼で見るとまた彩度が違って見えるので、ぜひ行ってみてくださいね。
水が青い理由は、美瑛川に白金温泉のアルミニウムを含んだ地下水が混ざり、コロイドという成分ができたためだと考えられているそう。所要時間は30分あれば十分です。
白髭の滝
青い池から北方面に車で3分程の場所に、「白髭の滝」という観光スポットがあります。近いので一緒に訪れてみましょう!団体の大型バスはここまで来れないようなので、青い池よりもゆっくりと観光できますよ。

滝の下を流れる美瑛川上流は「青い池」と同じ現象で青色になっています。青い色と白い滝のコントラストがいいですね。所要時間は15分あればいいでしょう。

四季彩の丘
青い池から車で20分程で四季彩の丘に到着します。入場料は大人一人500円です。
ここはもう絶景という言葉以外出てきません。美瑛町といえば北海道らしいのどかな丘の景色が有名ですが、四季彩の丘では、大規模な丘陵に花畑が一面に広がっており、花好きの人にはたまらない(花好きじゃなくても!)場所です。


見てください、この圧倒的なスケールを。どこを切り取っても絵になる風景で、素人でも絶景カメラマンになれること間違いなし。
さながら、花畑の絨毯のようですね。北海道旅行を計画している男子諸君、狙っている女の子や彼女と訪れれば、間違いなく素敵な思い出になること間違いなしですよ。カップルから家族連れまで、幅広い層が楽しめる場所だと思います。
前回私が訪れた際、この景色に頭がお花畑になっていたこともあり、真夏にこの広さの花畑をじっくり1時間程度掛けて回りました。当然花畑に売店はないので、飲み物持参で散策しましょう!(花畑の外にはレストランや売店もあります)
所要時間ですが、60分は確保しましょう。
美瑛 パッチワークの路
北海道といえば、美瑛の丘の牧歌的な景色を思い浮かべる方も多いでしょう。
そうです。北海道といえば美瑛。美瑛といえば絶景。私個人的にも間違いなく北海道のベスト3に入る素晴らしい場所です。農作物の畑がパッチワーク状に展開する、美瑛の丘の風景のことを指すのですが、美瑛の広い範囲を含み、場所がとても分かりづらいのです。一般的には、ケンとメリーの木やセブンスターの木などがあるエリアを指すことが多いです。
でもご安心ください。その見所とポイントを紹介したいと思います。
注意:このエリアを楽しむには車がほぼ必須です。道が狭く大型観光バスは来れないので。

まずは「ケンとメリーの木」からですね。四季彩の丘から車で15分ほどで到着します。市街地からこの場所に向かう道中から絶景を楽しめます。一際大きいこの木があるので、「あ、これね!」となること間違いなし。
昔の車、日産スカイラインのCMに使用されたことから一躍有名になったそう。まあウンチクは置いておいて、色々な角度からこの大きな木と、美瑛の美しい景色を楽しんでみてください!

次に向かうのは「セブンスターの木」です。わかる人には分かると思いますが、タバコの”セブンスター”です。広大な丘陵が続く美瑛では、一本の木の風景がとても映えます。そのため、かつて好んで広告に使用されたとか。う〜ん、タバコの悪さを美しい景色で中和していると言われた方が納得できるなあ。

実はこの「セブンスターの木」の隣に、このような白樺並木があるんです。
個人的にはこっちの方が好きで、美瑛らしい絶景だと思っていたり。夕暮れ時に訪れた際に見せるこの表情、とてもエモいですよね。

最後に、「マイルドセブンの丘」です。またタバコです。かつてのマイルドセブン(タバコの銘柄です)のCMが撮影されたロケ地で有名な場所ですね。そのCMで使われた木は2019年に伐採され存在しないのですが、この周辺はとにかく”THE 美瑛”という風景が広がっており、美しい丘の景色を楽しむことができます。
このように色々と名付けられている、パッチワークの路の有名エリアですが、私個人的には、このスポットに絶対に行くべである!とは言いません。
「セブンスターの木」から「マイルドセブンの丘」の道中そのものが、美瑛町の真の美しさだと思うのです。有名スポットで楽しむもよし、道中の名もなき絶景エリアに車を停めて楽しむもよし、ただドライブを楽しむもよしと、本当に魅力的なエリアだと思います。
所要時間60分は欲しいです。※畑は私有地のために立ち入り禁止です。注意しましょう。
美瑛でランチ
美瑛町でランチする際は、以下を参考にしてみてください。
レストラン アスペルジュhttps://tabelog.com/hokkaido/A0104/A010403/1005336/
美瑛産の野菜を中心に使った本格フレンチで、ミシュラン一つ星を獲得した経験もある名店です。ランチコースは比較的リーズナブルだそう。行ったことがないけど有名なお店。いつか行きたい・・・
ブラン・ルージュhttps://tabelog.com/hokkaido/A0104/A010403/1004116/
美瑛産小麦を使った自家製パンが人気で、木の温もりあふれる店内からは丘陵風景を眺められます。観光の合間に落ち着いた時間を過ごしたい方にぴったり。
ファームレストラン 千代田https://tabelog.com/hokkaido/A0104/A010403/1001772/
牧場直営で新鮮な牛肉や野菜を味わえます。特にビーフシチューがうまい!食後は動物と触れ合うこともでき、家族連れやカップルにもおすすめです。
美瑛選果 パン工房https://bieisenka.jp/about/
JAびえい直営のベーカリーで、美瑛産小麦や地元食材を使ったパンが並びます。特に「びえいのコーンぱん」は大行列になるほどの人気商品。新千歳空港にも同じ店が入っていますが、めっちゃ並ぶので、ここで購入した方が絶対いいですよ!
セイコーマート
ふざけてないですよ。北海道限定のコンビニ、通称セコマ。今回のような日帰りで多少詰め込んだ旅程の場合、コンビニで済ませるのも大アリです。特に筋子のでっかいおにぎりは絶品なので、ぜひトライしてみてください。個人的神コンビニです。
富良野のモデルコース
ファーム富田
美瑛の美しい景色を楽しみ、ちゃんとお腹を満たしたら、次は富良野観光へ向かいましょう。車で30分程度で到着します。

富良野といえば、ここファーム富田です。ラベンダー畑や色とりどりの花畑が有名なスポットですが、なんと入場料は無料!太っ腹ですね。
まあ、私が思うに、ここに来る人のほぼ100%がラベンダーソフトクリームを、80%の人がメロンを買うので、それが入場料の代わりなんですかね。


ファーム富田に来たら、あなたはきっと脳死でこの2点セットを購入しお腹に入れていることでしょう。富良野界隈の常識です。私は毎年来ているのですが、毎回このセットがやめられません。目の前のラベンダー畑の絶景が、人をそうさせるのでしょう。


ファーム富田の所要時間は、初めての訪問であれば90分は欲しいですね。園内は四季彩の丘に匹敵するほど広く、かつお土産ショップの散策も楽しいんです。ここでしか購入できないラベンダーを使用したグッズたちが販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
ニングルテラス
ファーム富田から車で30分弱に位置する、超フォトジェニックなスポットがニングルテラスです。

まるで絵本の世界に迷い込んだような小さなログハウスが連なり、妖精たちの秘密基地を思わせます。散策していると、まるで森の妖精がこっそり商売を始めたみたい。
「えっ、今動いた?」「もしかして今の足音…」と、つい童心に返ってしまうような空気感があるんです。空気感だけではなく、私も実際に見ることができましたよ。なんか緑色でしたね。
そう、毛虫です。写真を見て頂ければお分かりかと思いますが、ここはガチで森の中にあるんです。つまり、虫が出ます。かな〜り大きい毛虫が。ひっそりと。いや、割と高頻度で見かけます。ちなみに、妖精は出ませんでした。
でも安心してください。毛虫対策で入り口にて傘の無料貸し出しがあるので、頭に落ちてくるなんてことは避けれれますので。とはいえ、本当に幻想的な場所です。
昼は自然の中で木漏れ日を浴びながら、夜は幻想的なライトアップに包まれながら、まるで異世界にトリップしたかのような体験ができる場所。それがニングルテラスです。
所要時間は30分程度です。
総括
さて、今回は北海道の道央エリアと言われる美瑛町、富良野の日帰り観光モデルコースを紹介してまいりました。
日帰りではなくとも、1泊2日(たとえば夕方に新千歳空港に到着し、夜に富良野に移動)の場合でも、このモデルコースは参考になるかなと思います。
また、この富良野・美瑛観光を軸に札幌や小樽をくっつけるルートや、道央を楽しみ尽くす2泊3日のモデルコースもご用意しております。
いっそのこと知床や釧路の道東まで行く?函館も行きたい?なんて、北海道に一度訪れると、より多くの地域に行ってみたくなるハズ。
みなさんの行きたい場所をコメントで教えてくださいね!

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